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Informacastアクセスコントロールの統合
Informacastアクセスコントロールの統合

Verkada CommandとSinglewire Informacastを統合して、建物ロックダウンシナリオを作成する場合のセットアップ手順を紹介します。

一週間前以上前にアップデートされました

Verkada CommandはInformacastとの統合が可能で、エンドユーザーは、従来のVerkada CommandでなくInformacastの機能を利用して建物のロックダウンを起動することができます。これには以下の方法が含まれます。

  • CommandによるVerkadaロックダウン

  • Verkadaパニックボタン

  • Verkadaアラーム

  • 直通番号ダイヤルを経由したInformacast番号

  • Informacastメッセージテンプレート

これにより、困難な状況に陥った人は、アラートの送信やオンプレミスのドアのロックダウンなど、多くのオプションを得ることができます。

Informacastシステムと統合すると、オンプレミスのInformacastハードウェアとVerkadaのハイブリッドクラウド物理セキュリティシステムを活用して、Verkada Command経由で各場所の物理コンタクトクロージャをつなげることで実現できます。

コンポーネント

Informacast Fusionサーバ(仮想マシンまたは物理サーバ)

これは、Informacastクラウドに通信をリレーするオンプレミスサーバです。

コンタクトクロージャ

このデバイスは、Verkadaアクセスコントロールシステムをオンプレミスサーバと物理的に統合します。サポートされているコンタクトクロージャについては、こちらのリンクを参照してください。

Verkadaドアコントローラ

ドアコントローラではVerkada側のロックダウン設定を管理できます。

Informacastクラウド

Informacastクラウドでは、メッセージテンプレート、そのメッセージを受信するデバイス(IPスピーカー、デジタルサイネージ、インスタントメッセージプラットフォーム)、およびそのメッセージの受信者を設定できます。またコンタクトクロージャとの統合、最終的にはVerkadaとの統合もここで行われます。

アーキテクチャ

以下の図は、さまざまなコンポーネントが相互にどう通信しているかを大まかに示したものです。

設定

Informacast Fusionサーバ

Informacast Fusionのドキュメントを参照してください。これは、仮想マシンまたはオンプレミス物理サーバのいずれかです。

コンタクトクロージャ

サポートされているコンタクトクロージャのリストと設定手順については、次のリンクを参照してください。

この例では、コンタクトクロージャとしてBarrix Barrionet 50を使用しています。最初に、デバイスを物理的に配線します。画像では、Barrixの入力をAC41のAUX出力に、Barrixの出力をAC41の補助入力に配線しています。こで、どちらのシステムからもロックダウンを起動できるようになりました。

上の写真は、Barrix Barrionetでの入力とAC41での出力を示しています。

コンタクトクロージャの設定は、Informacast FusionサーバにSNMPトラップをセットアップするだけです。これらの手順については、Informacastのリンクを参照してください。

Verkadaドアコントローラ

Verkadaドアコントローラには、すべての初期セットアップに加えて、補助ポートを経由したロックダウンの設定が必要です。入力シナリオと出力シナリオを設定する必要があります。設定方法については、こちらのヘルプ記事を参照してください。

Informacastクラウド

Informacastの設定はすべて、Informacastクラウド上で行われます。設定は大きく分けて、受信者と通知の2つです。

受信者

ここでは、コンタクトクロージャ、IPスピーカー、ページングシステム、メールなどのメッセージ受信者を設定します。この例では、コンタクトクロージャの設定について説明します。

コンタクトクロージャ

このセクションでは、コンタクトクロージャを設定します。テスト環境では1個だけですが、本番環境では設置場所ごとに1個ずつ存在します。[+]ボタンを押して、最初のコンタクトクロージャを追加します。

ここでは、ローカルコンタクトクロージャの設定を行います。

次に、コンタクトクロージャにおいて入力と出力によって起動するものを設定します。この画像は入力の設定を行っているところですが、出力も同じように設定します。

この画面で、コンタクトクロージャの正しい入力に一致するポート識別子、それをオフにするための値、送信するメッセージテンプレート、および受信者を設定します。サポートされているコンタクトクロージャのポート識別子については、このドキュメントを参照してください。

このメッセージは、ユーザーへのメールだけでなく、コンタクトクロージャにも送信されます。メッセージテンプレートについては、次のセクションで説明します。

通知

Informacastのこの画面では、通知が実際にどのように表示されるかを設定します。この例では、メッセージテンプレートを見てみましょう。ここでは緊急ロックダウンのデフォルトメッセージを変更しますが、独自のメッセージを作成することもできます。[Message Template(メッセージテンプレート)]をクリックして設定を行います。

ここでは、Informacastのデフォルトのメッセージテンプレートのリストが表示されます。緊急ロックダウンのテンプレートを編集するには、鉛筆アイコンをクリックします。

メッセージの件名と本文の設定のほか、音声やインシデントプランなどを含めるかどうかの設定も行えます。

メッセージが送信された場合に、それを受け取る受信者を設定することもできます。この設定には、メール、コンタクトクロージャ、SMSが含まれます。

テストを実行する

上記の設定後、どちらのシステムからもロックダウンを起動できるようになります。まずはInformacast側から試してみましょう。実際の状況では、携帯電話やパニックボタンなどで起動できますが、ここではGUIで行い、メッセージテンプレートを手動でトリガーします。[Notification(通知)] > [Message Template(メッセージテンプレート)] > [Emergency Lockdown(緊急ロックダウン)] > [Play(実行)]に移動します。

これにより、Verkadaでのロックダウンが起動し、ユーザーにメールが送信されます。設定されている場合はSMSも送信されます。

また筺体のリレーステータスで、関連するロックステータスを確認することもできます。

また、Verkada Commandからのメールも送信されます。

Verkada Commandでは、ロックダウンのバナーが表示されます。

テストは成功です。今度は逆に、Verkadaからロックダウンを起動して、同じメッセージが同じ受信者に送信されることを確認してください。Verkadaのロックダウンは、通常の方法で起動することができます。

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