最大15個のセンサーを内蔵したVerkada空気質センサーは、空気質、温度、湿度、動き、騒音などを同時に測定します。学校の指導者は、監視対象のセンサーデータを表示するようにデバイスを設定し、特定のしきい値を超えた場合のカスタムアラートを設定できます。アラート通知をリアルタイムで受け取れ、迅速かつ事前に対応が可能になります。
仕組み
煙や蒸気が発生すると、Verkadaの電子タバコ検知が急上昇します。煙/蒸気指数は、配置された様々なセンサーを測定し、煙や蒸気、喫煙が発生する可能性を1~100の範囲で特定します。管理者がカスタムしきい値や時間遅延しきい値を設定すると、SMSやメール(またはAPI経由のWebhooks)でリアルタイムの警告を送信可能です。煙や蒸気、喫煙が検出されると、事前に選択した教員や学内の警備員にもアラートが届き、チームが迅速に対応できるようになります。
電子タバコ検知アルゴリズム
新たに改良された電子タバコ検出アルゴリズムは、特定の指標のしきい値が正常に満たされた場合、検知されたイベントの正確性を見極める際に参考となるバイナリ形式で値を表示します。
カスタムしきい値
イベント検出と分析段階で変更を行うと、トリガーがカスタムしきい値の設定を反映するようになりました。これには、センサーが正確な予測を行うために必要な時間が含まれます。
感度が高い場合、イベントの作成に必要な分析時間が短くなるため、より多くのイベントが生成されます。
感度が低い場合、センサーはより正確な予測を行うために、環境データの収集に時間がかかりります(デフォルトは低)。
カスタムトリガー
カスタムトリガーを設定する際、センサーがアラートを発する値を選択できるようになりました。デフォルトでは、トリガーの値は50に設定されています。ほとんどの設置では、この初期設定値が適しているでしょう。例えば、しきい値が60前後で誤検知イベントが発生し、70前後で正確なイベントを検知できる場合は、トリガーを調整することをご検討ください。この場合、トリガーの値を70前後に調整することをお勧めします。
センサーデータ
すべてのセンサーデータは、Verkada Commandプラットフォームからアクセスでき、管理者がこれらのイベントの発生日時を把握できるように、タイムラインに沿って設定されています。さらに、管理者はVerkadaカメラとあらゆるセンサーをペアリングすることで、状況を一目で正確に把握できます。さらに、トイレなどにカメラを設置する場合は、プライベートエリアの外側にカメラを設置することで、プライバシーを侵害せずに状況を監視可能です。
設置条件
電子タバコによる煙の検知を目的として設置する場合は、空気品質センサーを天井に設置する必要があります。壁に取り付けることも可能ですが、電子タバコ検出の煙やイベントを正確に検知する性能は低下します。
推奨事項。空気質を最適に測定するには、8フィート(2.4m)、最大9フィート(2.7m)の高さに設置することをお勧めします。空気質の測定を目的としていない場合、デバイスを上記以外の高さや向きに取り付けても構いません。
電子タバコ検知用空気質センサーの製品一覧
8フィート(2.4m)の天井にデバイスを取り付けた場合、SV11、SV23、SV25は、センサーの周囲250平方フィート(23㎡)、または半径8フィート(2.4m)内で煙や蒸気を検出できます。天井が高い場合やセンサーから遠い場合は、煙や蒸気の粒子が検知可能な濃度でセンサーに届きにくくなるため、検出精度が低下します。電子タバコ検知範囲やその他のセンサーの検知範囲は、空気の流れや換気、ろ過システム、その他の変数にも影響されます。ほとんどの場合、すべてのセンサーが警告を発するしきい値は、環境固有のニーズに合わせて調整可能です。
考慮事項
Verkada空気品質センサーは生命安全装置ではないため、煙感知器として使用しないでください。一酸化炭素の検出と理解について、詳しくはこちらをご覧ください。
SV21には電子タバコ検知に必要なセンサーが備わっていないため、この機能に対応していません。
SV11、SV23、SV25の電子タバコ検知は、煙や蒸気、喫煙を表す空気質を測定するものですが、それによる事故を100%証明するものではありません。
学校のセキュリティチームと管理チームは、電子タバコ検知とVerkadaカメラの統合を調査に役立て、煙/蒸気の動きと流れを把握するためにご活用いただけます。ただし、懲戒や法的措置の根拠として物的証拠を調査する必要があります。
ある特定の煙や調理で発生する煙は、煙や蒸気のイベントとして識別できます。実際には、一般的な学校環境ではこのようなことは滅多にありません。
SV11、SV23、SV25は、密閉された容器に息を吐いたり、窓の外から息を吐く場合など、意図的に検知させようとする場合、煙や蒸気、喫煙による事故を検知しにくくなります。しかし、当社の試験では、シャツやジャケットに息を吹きかけるという典型的な動作は、テストでは依然として検出しています。
サポートが必要な場合はVerkadaサポートにお問い合わせください。