共連れとは、入場許可されたユーザーがドアを開けるのを待ち、その後ろに滑り込んで建物に不正に入場する行為を指します。ほとんどの組織にとって、共連れ行為は重大なセキュリティリスクを引き起こします。新しい共連れ検出機能により、共連れ行為を簡単に特定できるようになります。共連れイベントは、他のすべてのドアイベントとともにCommandに追加され、人や資産をより積極的に保護します。Verkadaの共連れ検出機能を使用するために、新しいハードウェアは必要ありません。Verkadaカメラとアクセスコントロールドアがペアリングされている限り、Commandを通じてこの機能を有効にできます。
Verkadaの統合ビデオセキュリティとアクセスコントロールでは、ドアイベントとエッジベースのビデオ分析を行い、そのデータを活用して、正確な人数カウントを行います。1件のアクセス許可で複数の人が入場すると、システムはイベントを発生させ、共連れとしてフラグを立てます。
注: 共連れ検出機能は、Fisheyeカメラ(CF81-EまたはD80)では現在サポートされていません。
最良の結果を得るためのカメラ設置要件
内側のカメラ
カメラはドアの内側(リーダーの反対側)に設置し、バッジで入場した人がカメラに向かって歩くように設置する必要があります。
カメラの高さ
カメラはドアフレームの上部より高い位置に設置する必要があります。
カメラ視野角(FOV)
ドアフレームの下側とカメラのFOVの端との間に隙間をあける必要があります。
カメラの角度
カメラの角度は、垂直軸に対して10°~55°の範囲である必要があります(ドアに向かって正面を見て測定した場合)。
ドアからの最長距離
次の表は、最適な結果を得るためにドアとカメラ間の最長距離を示しています。
カメラモデル | ドアからの最長距離 [m/フィート] |
12.8 m/42フィート | |
12.8 m/42フィート | |
11.9 m/39フィート | |
11.9 m/39フィート | |
15.2 m/50フィート | |
15.2 m/50フィート | |
13.1 m/43フィート | |
18.9 m/62フィート | |
32 m/105フィート | |
42.7 m/140フィート | |
12.8 m/42フィート | |
12.8 m/42フィート |
セットアップ手順
共連れ検出を有効にするドアを選択します。
[設定] ページに移動します。
[カメラ]セクションで、[屋内]カメラの[[Track Tailgating(共連れ追跡)]をオンに切り替えます(この機能は現在、屋外カメラではサポートされていません)。
セットアップメニューが表示されたら、最初のページの推奨設定に従ってカメラが設置されていることを確認してから[次へ]を選択します。
2ページ目では、グリッド内のドアを強調表示し、ドアがフレームの少なくとも80%を占めるようにします。次に、 [完了]を選択します。
共連れが検出されると、イベントが3分以内にCommandに追加されます。
注: 共連れ機能を設定するには、DPI(ドア位置インジケータ)をドアに取り付け、設定で有効にする必要があります。